2016年4月11日月曜日

広告

(最後の段落の、最初の文字の一字下げであるが、おかしなことになっている。直そうとしても直らないのである。何かの意図があるのではないかと思う。)

 僕は去年、当サイトと当サイトの姉妹サイトに広告コードを設置しようとした。憶えておられる方もいらっしゃると思うが、広告は表示されたり表示されなかったりしている。大体において、表示されないことのほうがはるかに多い。これは奇妙なことである。ところが、もっともっと奇妙なことがあるのである。  
 僕は最近、当サイトや当サイトの姉妹サイトとは無関係に、あるサイトを立ち上げた。ここでも、やはり広告コードを設置しようとしたのだが、広告コードを貼りつけることがいかに難しいことかということを実感した。コンピュータのソフトウェアの専門家ならば朝飯前のことだろうけれども、素人の僕には難しくて貼りつけ方がよく分からないのである。HTMLコードの編集には、WYSIWYG エディタというものが必要だそうだが、このWYSIWYG エディタそのものの使い方がさっぱりわからない。それで、うろうろ、もたもたして、あっちでブログを作っては広告コードを貼りつけることができなくて削除し、こっちでブログを作っては、また貼りつけることができなくて削除していた。ということで、これはもうお手上げだなあ、と落ち込んでいたら、このサイトの広告のことに、はたと思い当たった。一時的であるにせよ、どうして広告が表示されたのだろうか。
 結局、僕は何もしてはいなかった。少しGoogle Chromeをいじって、しばらく経つとひとりでに広告が表示されていたのである。ヘルプの記事もよく読まないまま、これでいけたのかと思い込んでしまった。結果として考えれば、この不思議な見せかけの広告表示は、僕が本当に自分のサイトに広告コードを設置することを妨害していたことになる。
  広告は、Google AdSenseの広告ユニットである。このブログはbloggerだから、やはりGoogleである。ブラウザはGoogle Chromeだから、これもGoogleである。しかし、これはGoogleの仕業ではないと思う。GoogleやMicrosoftといった、この業界のリーディングカンパニーでさえも、どうしようもできない領分があるのではないだろうか。インターネットというものが誕生して以来、インターネットが信頼性を獲得し確保していたことは、一度もないのである。    ブログで月に百万円稼いだといって喜んでいる場合だろうか。少し餌を与えて、かわりに大切な大切なものを奪い取っていっているのではないだろうか。家畜とたいして変わりはないわけだ。餌を与え、太らせておいて、やがては食肉として供されることになるだろう(食肉は、あくまでも比喩。ことわるまでもないだろうが、念のため)。