2014年12月28日日曜日

自我を失えば

 麻薬や覚醒剤が法律で禁止されているのは、それを使用して酩酊状態になったときに自我(Ich)を失うか、自我に重大な欠損が生じるからと考えられる。自我を失ったものほど恐いものはない。何をしでかすかわからないからである。ユング心理学によって獲得した安寧の状態でも、彼ら“Jungian”は何をしでかすかわからないのである。麻薬や覚醒剤を使用したときと同じで、自我を失っているのである。それでよい気分になり、“ウソツキ退職”の罪の意識も消え失せたかに見える。実際には、消失してはいないのであるけれども。自我を失うという意味で、麻薬や覚醒剤による酩酊状態と同じなのである。ユングに批判的だった“Richard Noll”へのストーカー行為は、“Jungian”が狂信的な“cult”の信者のように自我を失っている徴である。“Jungian”は、おしなべてこのような反応のしかた、行動のしかたをする。これは昔から“きじるし”と呼ばれていたものの反応のしかた、行動のしかたである。したがって、ユング心理学も刑法の規定によって禁止されなければならない。麻薬や覚醒剤と同様に、ユング心理学関係の書物を所持しているだけで犯罪に問われなければならない。自我を失った人間というものは、犯罪者か精神病者にしかなれないのである。自我を失うこと、これはすなわち精神病である。